
株式会社クロスメディア・パブリッシングは、11月29日(月)、『だから僕たちは、組織を変えていける』を発刊した。
同書は、起業家、経営者、ビジネス・ブレークスルー大学教授という多様な経歴を持つ著者が、管理職やリーダーはもちろん、現状に違和感を持ち、組織やチームを変えたいと思うすべての人に向けて、「組織を変えていく」ための超実践的なメソッドを解説する。
世界の経営学、組織論、リーダー論によって解き明かす、たったひとりから組織を変えていくための超実践的メソッド
いま、企業内での「コミュニケーション」に大きな変革が起きている。お酒を飲みながら職場の仲間と親交を深める「飲みニケーション」の支持率が急落しているのだ。
日本生命保険が11月に発表した調査結果では、6割が飲みニケーションを「不要」と答え、2017年の調査開始以来、初めて「必要」の割合を上回った。
また、 2017年に実施されたギャラップ社の「エンゲージメント・サーベイ」では、日本企業で働く社員のうち、熱意のある社員の比率はわずかに6%だった。逆に不満を撒き散らす社員は23%にものぼり、エンゲージメント(愛社精神)は世界でも最低レベルの結果だ。
「チームのメンバーをいくら指導しても結果がでない」
「目標を厳しく伝えているのにやる気になってくれない」
そんな悩みを持ちながらも、メンバーとうまくコミュニケーションがとれず、頭を抱えているリーダーが増えているという。
くわえて、いまはリモートワークによって、心だけでなく物理的な距離まで離れてしまった時代。
メンバーの熱意が下がり、飲み会で叱咤激励や意思疎通することもできず、物理的な距離まで離れてしまった。チームを率いるリーダーたちは、これまでにない苦境に立たされている。
「結果」ではなく「関係」の質を高めよう!
では、どうすれば組織のやる気は高まるのだろうか?重要なのは「結果」ではなく、「関係」の質から高めていくことだという。これは、MIT組織学習センター共同創業者であるダニエル・キム氏が提唱した「成功循環モデル」に基づく考え方だ。
はじめに「結果」を求めようとすると、成果への圧力が高まり、人間関係が悪化し、組織は硬直化していきます。多くの「管理型」日本企業で起きている「失敗のサイクル」だ。
一方で、関係の質に目を向け、率直に話し合える場をつくり、前向きな思考でアイデアを出し、自発的な行動が生まれれば、自然に結果は出てくる。
同書では、そのための方法として、「心理的安全性の創出」「仕事の意味の共有」「内発的な動機づけ」といった具体的手段を、世界の経営学、組織論、リーダー論の理論に基づいて紹介している。
管理職やリーダーはもちろん、現場の一社員であってもチームをリードして「組織を変えていく」ための知見と技術を伝える。
<書誌情報>
書名 : だから僕たちは、組織を変えていける
体裁 : A5変判 / 304ページ
定価 : 2,068円(本体1,880円+税)
発行 : 株式会社クロスメディア・パブリッシング(クロスメ
ディアグループ株式会社)
発売日:11月29日(月)
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