
日本最大のHRネットワーク『日本の人事部』(運営:株式会社HRビジョン)は、立教大学経営学部 田中聡助教、中原淳教授と、「シン・人事の大研究」と題して人事パーソンの学び、キャリア、働き方に関する共同研究を実施。
「高業績をあげつつ、高い成長実感をもつ人事パーソン」の特徴が、会社の「中」でも「外」でも、「自ら学ぶこと」に熱心に取り組んでいることにあることを明らかにした。
人事パーソンの学びとキャリアに着目した本研究は、日本でも類を見ない調査研究だ。今年2月に行った大規模調査の結果の速報値を、5月20日(金)に開催する人事の一大イベント「HRカンファレンス」で発表するが、イベント開催に先立ち、調査結果の一部を発表した。
ハイパフォーマー人事ほど、職場における学習行動に積極的。自らフィードバックを求め、仕事の意義を見直している
「過去1年間を振りかえったとき、あなたは仕事を通じた成長を実感しましたか」という質問に対して、「とても実感した」「実感した」と回答し、さらに「あなたの総合評価は、あなたの会社において人事評価を受けた全体をS、A、B、C、Dにグループ分けしたとき、いずれに該当しますか」という質問に対して、「S(最上位層)」「A(上位層)」と回答した「ハイパフォーマー人事」は、全体の32.6%。
このハイパフォーマー人事の回答を分析した結果、以下のことがわかった。
ハイパフォーマー人事に、直近1年間で行った学習行動について聞いたところ、「自分の仕事を見つめ直し、やりがいのある仕事に見立てる」「上司(上役)や同僚に仕事のフィードバックを求める」「経験したことを定期的に振り返っている」といった項目の割合が、その他のタイプよりも高いことがわかった。
【アンケート概要】
対象:企業で人事関連の仕事(人事、人材開発、組織開発など)
に従事している方
方法:webによるアンケート形式
期間:2月1日~2月28日
回答者:1,514名
「シン・人事」の大研究 特設ページ:
https://jinjibu.jp/enq/shin-jinji/