部下の能力にも個人差がある
人には様々な個性がある。部下にももちろん仕事が「出来る」、「出来ない」の能力差は当然ある。部下を教育するにあたってもっとも注意したいのがこの個人の能力である。
「出来ない」部下に指導している際に、どうしても「出来る」部下と比べてしまいがちである。「こんな仕事もできないのか!!」「時間がかかりすぎている!!」などといった言葉が出てしまう。怒鳴っても仕方がない。能力もその人の個性と考えよう。
ホンダが考えるパーソナリティ
こんな発表があった。ホンダが第16回の総合福祉展の出展概要についての発表である。2010年は介護車両をはじめ、両上肢に障がいのある人が両足だけで運転できる足動運転補助装置や身体の状態に合わせて選択できる運転補助装置を展示する。
また、加齢により脚力が低下した人の歩行をサポートする装置の軽量化なども実現している。
ホンダは1976年以降福祉車両の開発に取り組み、一人一人のパーソナリティに合わせた快適な車を提供しているのである。
何かもう一度見つめ直すことはないだろうか?
仕事は給料をもらって働く、シビアな世界である。ただ少しだけ、能力も一人一人の個性と捉えて、一人一人に合った指導方法を考えても良いのではないだろうか。
同じ会社で働いている仲間である。『出来ないところは助け合うのが当然』という意識を持つことも大切である。
「できる上司」のものの言い方