メタボを本当に理解していますか?
メタボ人口が増えている。予防法は知らない人の方が少ないだろう。食事は腹八分目、お酒を飲み過ぎない、運動をする。
では、なぜ実行できないのだろうか。メタボが引き起こす病気の深刻さを理解していない、あるいは理解しようとしない、そして自分がメタボであることを知らないからだ。
メタボの基準って?
メタボとは、メタボリックシンドロームの略語である。診断基準は、まずウエスト周り男性は85cm以上、女性は90cm以上で且つ、血糖値、血圧、血清脂質の異常が二つ以上該当することである。
異常値とは、血糖値においては、空腹時の血糖値が110mg/dL以上。血圧においては最高血圧が 130mmHg以上、最低血圧が85mmHg以上。血圧に関してはどちらか一方でも該当する。
血清脂質とは血中に含まれる脂質のことで、トリグリセリド値が150mg/dL以上、HDLコレステロール値 が40mg/dL未満で、これも血圧と同様どちらか一方が異常値であれば該当する。
メタボになればどうなる?
ではメタボになればどうなるのか?結論から言えば死につながりやすい心臓病や脳卒中になる確率が高くなるということだ。というのもメタボが引き起こしやすい病気は動脈硬化であるが、死亡率の高い心臓病や脳卒中はこの動脈硬化から引き起こされるからである。
厚生労働省の統計によると日本人の死亡原因は第一位が癌(30%)、第二位が心臓病(15%)、第三位が脳卒中(13%)である。このことからもメタボの深刻さが分かるだろう。
まずは健康診断
メタボの深刻さを理解したこの機会に健康診断を受けてみてはどうだろうか。
メタボの深刻さが分かればゴルフを始めてみたり、食事を制限してみたり、何かアクションを起こすことができるはずである。
モチベーションを維持しよう
次に出てくる問題が、続かないことだ。モチベーションが維持できないのだ。一番手軽なのがやはりウオーキングであろう。歩数計を搭載した携帯電話を利用すれば、今日は1万歩という目標を決めてゲーム感覚で楽しみながらできるのでモチベーションの維持にもつながるのではないだろうか。
是非通勤時のウオーキングから始めてみてはどうだろうか。
メタボリックシンドロームの予防と対策