立体視に対応したPC
NECは、4月19日に行った2010年夏モデルの説明会でVALUESTAR VN770をベースに3Dディスプレイを搭載したPCを参考展示し、2010年の夏から秋にかけて販売することを発表した。NECは、2004年に既に裸眼で利用可能な立体視表示に対応したノートPC「LaVie S LS900/8E」をリリースするなど、以前からPCによる立体視利用に取り組んできた。
しかし、今までは、立体視に対応したコンテンツが少ないうえに、価格が高かったということが普及に歯止めをかけていた。
映画での人気は好調
現在は以前とは違う。今や映画「アバター」の大ヒットからも分かるように、3次元映像は確実に普及し始めている。PCに配信される立体視のコンテンツの普及も時間の問題と言えるだろう。
さらに、NECパーソナルプロダクツ取締役執行役員の高塚栄氏は、従来から保存している2Dコンテンツを立体視対応コンテンツに変換して楽しめる使い方を提案して市場を広げたいと語っている。
3Dディスプレイを搭載したパソコンが普及すれば、個人の楽しみだけではなく、将来的にはWEB会議など、仕事のうえでも活用できるようになる。どこまで普及できるかがカギとなるのではないだろうか。
VALUESTAR N