
株式会社世界は、1月29日(金)、ハイブリッド型バーチャル株主総会に対応する目的として、ブロックチェーン技術で議決権行使を可能した“りんかぶチェーン”をローンチした。
オンラインで遠隔地から株主総会に出席可能
昨年、経済産業省が「ハイブリッド型バーチャル株主総会の実施ガイド」を策定しており、株主が会場に出向かなくても、オンライン電話システムなどを使ったハイブリッド型の株主総会を実施する企業が増加している。
ハイブリッド型の株主総会とは、リアル株主総会同様に物理的な会場を設ける一方で、追加的に取締役や株主等が、インターネット等の手段を用いて株主総会に参加・出席することを許容するものである。
審議等を確認・傍聴することができる「参加型」と、議決権行使や質問等ができる「出席型」の2種類に分けられている。
■りんかぶチェーンとは
ハイブリッド型の株主総会(参加型)開催時の議決権行使時に利用される目的で開発されており、ブロックチェーン技術により各議案ごとに議決権の賛否を行使できるシステム。
各株主ごとに投票先情報を暗号化し、暗号化したデータをパブリックチェーンに載せ、管理できる株主投票システムで企業側(管理者)も一切改ざんができない仕組みとなっている。
株主総会へ出席できない株主に対しての委任に対しての期限管理もブロックチェーン上のスマートコントラクトによって設定することが可能。
株主は議決権行使をスマートフォン上で簡単に操作可能で、株主のなりすまし防止だけでなく、各議案ごとへの議決権行使もリアルタイムで実行されることから極めて透明性の高い議決権投票の仕組みが確立できているシステムとなっている。